写真:柿農家が真剣な表情で作業する様子

わかやま就農白書

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新規就農者について

形態別

地方別

  1. 令和6年5月1日現在 和歌山県農林水産部経営支援課調べ
  2. 上記調査における新規就農者とは、令和5年5月~令和6年4月に就農した者で、年齢は65歳未満で農業を主業として年間150日以上従事する者とする。
  3. 新規学卒者とは、農家出身で、学卒(大学、大学校、高校等)後、直ちに就農した者。
  4. Uターン就農者とは、農家出身で他産業を離職後就農、または在宅兼業から就農した者(定年帰農含む)。
  5. 新規参入者とは、非農家出身で就農した者。

直近5年間の新規就農者の推移

基幹作物別

年齢別

男女別

資金の確保について

新規就農者が用意した自己資金の平均

令和2年度 新規就農者の自己資金の平均グラフ 自己資金約451万 営農資金281万 生活資金170万 実際に営農にかかった金額は755万です

新しく農業を始める場合、農地の購入、ハウスや畜舎の建設、トラクターの購入等のほか、種代や肥料代、農薬代など営農するのに資金が必要です。また、現金収入が入るようになるまでの生活資金も必要です。
新規就農者が用意した自己資金の平均額は営農面で281万円、生活資金は170万円となっています。
ところが、実際に営農にかかった金額は755万円と、自己資金を474万円上回っています。 できる限り自己資金を活用することが望ましいですが、公的な融資制度を活用するのも有効な方法です。
融資制度を 利用するには一定の資格要件が必要なほか、融資額や信用 状況に応じ担保の設定や保証人を求められることがあり、新規参入者にとっては借りにくい場合もあります。
実際に就農した際には不時の出費も多く、自己資金を中心に余裕のある資金計画を十分に練る必要があります。

出典:「就農案内読本2023 農業を仕事にしたい人の完全攻略マニュアル」(一般社団法人全国農業会議所発行)

新規就農経営モデルについて

所得目標

新規就農経営モデルについて 認定基準は市町村により異なりますが、概ね300万円前後の所得が目標となります。

新規に就農される方が就農から経営の改善・発展段階まで行政等から支援(資金利用等)を受けやすくするためには青年等就農計画を市町村に認定してもらう必要があります。
認定基準は市町村により異なりますが、概ね300万円前後の所得が目標となります。
就農から5年後の目指す経営、または各地域での代表的で実現可能と思われる経営モデルを以下のとおり掲載しますので作目選定や就農計画の策定に活用ください

出典:「新規就農ガイド」(和歌山県農林大学校就農支援センター発行)

温州みかん(早生)の場合

露地果樹

経営事例:のべ耕作面積150a、農業所得304万円、労働力2人

作目 露地・施設 面積(a) 粗収益(万円) 経営費(万円) 所得(万円) 主な営農地域
温州みかん(早生) 露地 100 663 427 236 有田

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